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bull_bear’s diary

経済や金融についての個人的な考え事を書くブログ

日銀の金融政策決定会合で金融緩和は発表されるのか? (2016/4/27,28)

4月22日(金)、高騰相場の中で

2016年4月22日(金)日経平均株価は17,572.49円で取引を終了した。

この週は、4日間連続で続伸した。震災の影響で下落したと言われている、4月18日(月)の日経平均終値16,275.95円から約1300円も暴騰するという相場内容だった。

 

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4月22日(金)は、日銀の動向を探る展開だった 

4月22日(金)は、来週の4月27日、28日に行われる、日銀金融政策決定会合で、追加緩和策を発表するという思惑の中での相場展開だった。

4月21日(木)、昨日のNYダウがマイナスに転じたこともあり、午前中は日経平均軟調な取引だった。

しかし、午後から急転した。理由はひとつの記事だったと言われている。

 

www.bloomberg.co.jp

 

日銀は、金融機関への貸し出しにマイナス金利を検討するという記事である。

 

この内容は、メガバンクはじめ各銀行は、日銀からお金を借りれば自動的に金額が増えるという意味に等しいはずである。

その結果、銀行株をはじめその他主要銘柄が急騰した。

為替も、4月初めから今まで抵抗線となっていた、ドル円相場110円を超え、夜には111円の円安に振れた。

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一方で、この記事はデマではないかという反応もあった。

 

日銀金融政策決定会合で金融緩和は発表されるのか?

震災の影響や、世界の景気悪化懸念など、日銀が目標としているインフレ率2%へ向けて、ブレーキがかかる可能性があること。

そのため、2016年4月の日銀金融政策決定会合で追加緩和観測のニュースをよく目にする。

しかし緩和内容は

など、本日上がってきた貸出マイナス金利含め、具体的な内容は不明である。

 

折角なので、個人的予想を書く。

日銀は、

追加緩和は見送るのではないか?

と思っている。

理由としては、

  • 日銀は既に充分な緩和を行っている。
  • 政府と歩調を合わせいている日銀の様子から、現在から2ヶ月後に開かれる、6月の金融政策決定会合で緩和させた方が政府側の選挙戦略的にも効果的である。

という理由だ。

安倍政権は、非常に株価(日経平均株価)を気にする政権だと思っている。
また度々、株価上昇=景気回復であると取り上げることも多い。
日経平均が急落するようなパニックが発生したら、恐らく政府は、日銀に何かしらの対応を求めるかもしれない。

2016年6月にそのような状態になるとは限らないが、発生した時のために手札を残しておく方が良いと感じる。

そもそも、2016年1月に緩和に踏み切ったばかりだ。
2016年の1月、そして、今月4月も緩和するも、数ヶ月後に景気の悪化が顕在化して、デフレ化したら、2016年6月はどうなるのだろうか・・・

しかし、緩和に踏み切らないというのは、あくまで個人的な予想だ。

 

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統計局ホームページ/消費者物価指数(CPI) 全国(最新の月次結果の概要)

インフレ率の基準値となるコアコアCPIは、3月以降、後退するという予想もある。
だからこそ、日銀は追加の緩和を行うという見方が一般的には多いようだ。

 

どちらにしても、4月27、28日を境に、株式市場はまたひとつの区切りを迎えそうなので楽しみだ。

 

その他

 ところで、日銀版コアコアCPIって何・・・

 物価の基調を見極めるため日銀が独自試算する「生鮮食品とエネルギーを除く指数(日銀版コアコアCPI)」、「上昇品目数と下落品目数の比率」、価格変動の大きい上下10%の品目を除いて算出する「刈込平均値」を公表する。

 さんざん日銀の金融政策決定会合について書いてきた。

 しかし、その前日にあるFOMCの方が重要な可能性も大いにあるから困る。

 

その後、日銀金融政策決定会合の結果はどうなったのか?(2016/04/30追記)

 結果は緩和策は、現状維持となった。

mainichi.jp

 

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  発表前、プラス圏で推移していた日経平均株価は、大幅に下落する展開となった。

  

参考

食料・エネルギーを除く「コアコア」の指数は101.1で0.8%上がり、上昇率は1月(0.7%上昇)からやや拡大。生鮮食品を含む総合は前月の横ばいから0.3%の上昇へ変わった。


一方、先行指標となる3月の東京都区部のCPI(中旬速報値、生鮮食品除く)は0.3%下落し、2月(0.1%下落)からマイナス幅が拡大した。

東京都区部の3月のCPI(生鮮食品除く)は3カ月連続でマイナスとなった。年初からの原油相場の一段安を受け、電気代や都市ガス代、ガソリン代の下振れ圧力が強まった。一方で「コアコア」のCPIは0.6%上がり、上昇率は2月から0.1ポイント拡大した。

  日経平均は一時プラスに転じるなど、底堅さが意識される。もっとも、セクターでは保険、不動産、銀行、証券が上昇率上位に位置しており、来週27、28日 に開催される日銀の金融政策決定会合での追加緩和策への期待の高さが窺える。熊本地震による経済への影響が警戒されており、追加緩和策がコンセンサスと なっている。

大和証券・上席ストラテジストの高橋卓也氏は「来週の日銀会合を前にどんな手が打たれるのかわからなかったなかで、政策に関する報道が出たことで一気に飛びついたのだろう。追加緩和への期待感が一段と強まり、会合までは株高基調が続きそうだ」と見込んでいる。