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bull_bear’s diary

経済や金融についての個人的な考え事を書くブログ

予期せぬ波乱になりうるイタリアの国民投票

はじめに

これからイタリアの国民投票が始まる。国民投票の内容というよりは、結果次第で現在の首相の辞任と関連することが大きい。

さて、今回イタリアの国民投票について詳細をあまり把握していなかった。
というのも、どちらに転んでも相場には大きな影響がないと、高をくくっていたからだ。

しかし一つのコラムを読んで考えが変化したので、その内容について書き留めておく。

コラムについて

jp.reuters.com

コラムの記事を幾つか抜粋する

ブレグジットとトランプ勝利に比べると、イタリア国民投票の衝撃と畏怖(いふ)はそれほど大きくはないものの、現在の秩序を支持する著名な人たちからは、非難の声が上がっている。否決への一票は、乾燥した空気のなかで山火事が広がるのと同じような現象を起こす可能性があるのだ。 

 これは当初、今回の国民投票がたいしたことにならないだろうと思った理由だ。インパクトとしては、アメリカやイギリスよりも小さいからだ。

イタリア10年債の対独連邦債利回り格差は28日、193ベーシスポイント(bp)と2014年2月以来の高水準となったことには注意を払うべきだろう。
 
 
銀行の多くが資本増強を模索し、そのうちのいくつかは公的支援が必要になるかもしれない状況において、このような背景は望ましくないだろう。多くがイタリアの個人投資家である国債保有者の間で、政治的な痛みを伴う損失を引き起こす恐れがあるからだ。 

イタリア始め欧州の銀行は、経営状況が良くないという噂は度々流れている。
重要なのは、国民投票で否決が上回り首相が退く場合。

現政権は、銀行への公的資金を注入することを決定している。しかし、これが選挙結果次第では覆る可能性があるというという別の記事を読んだ。
仮に銀行の破綻危機になっても救うことが出来ない。救わない可能性があるということだ。

この点を見逃していた。
つまり今回の選挙は、金融危機と隣り合わせの選挙になるうる点。

ブレグジットでも、トランプでも直ちに潰れる金融機関は存在しなかった。
しかし、今回は政治の結果次第で銀行が潰れる可能性があるらしい。
そういう選挙だと言うことに直前になって気づかされた。

ブレグジットやトランプ選挙で気づかされたのは、株や経済というのは、実際に金融危機に発展すると投資家達が感じるかどうかで最終的には動いていくのだと学べた。

ブレグジットもトランプでも、投資家達は直ちに金融危機になるわけではないと思っているのだ。だから、急落後すぐに戻した。
でも、今年最後に待ちかまえているイタリアの選挙。

正直、イベントがあること自体は把握していた。相場には影響がないと思っていた。しかし、相場が極端に下落する条件である、金融危機に一番近いのはこのイタリアの選挙なのかもしれないと改めて気づかされた。

今回の選挙は結果後、欧州系銀行のニュースに注視する必要があると思っている。

参考